彰子中宮に二人目の皇子が生まれ、道長が権勢を極めていく中、香子(紫式部)は「女人の哀しみ」を込め、『源氏物語』を書き続ける。香子の人生とともに、4巻では『源氏物語』「下若菜」~「総角」の帖についても描き出した長編小説。