無二の舞踊家にして振付家・萬春。少年は8歳でバレエに出会い、15歳で海を渡った。同時代に巡り合う、踊る者、作る者、見る者、奏でる者…。それぞれの情熱がぶつかりあい、交錯する中で彼の肖像が浮かび上がっていく。ひとりの天才をめぐる長編小説。